こんにちは。
西宮市にある今津ぴっと骨盤整体院です！
日本人の約2人に1人が腰痛で困ったことがあると言われています。
と言っても、腰痛にもいろいろな種類があります。
- じっとしていても痛い
- 動き始める時に痛い
- 前屈みや反らしたりした時に痛い
- しびれるような痛み
などの痛みの種類も挙げきれないほどあります。
痛みの種類が多いということは、痛みの原因も多岐に渡ることが多く、
その原因を特定できれば、改善への道が広がっていきます。
今回は、椎間板性腰痛疑いで困っていた症例をお伝えします。
椎間板性腰痛とは、背骨と背骨の間にあるクッション材の役割の椎間板が加齢や化学的、物理的因子によって変性して、衝撃吸収機能が低下し、椎間板に強い負荷がかかり、細かい損傷が生じて起きる腰痛です。
椎間板に負担がかかる動作として、
前屈動作やしゃがみ込み、骨盤を後ろに倒して座る、くしゃみ、トイレでいきむ動作などが挙げられます。
このような動作で痛む場合は椎間板性腰痛を疑います。
この状態を放っておくと、
もも裏の筋緊張が増強
→股関節屈曲動作がしにくくなり、骨盤の前傾動作が邪魔される
→下位腰椎に前屈動作の負担がさらにかかる
→腰椎の代償動作が強くなり、椎間板への軸圧が増すと、クッション機能の許容量がオーバー
→腰椎椎間板ヘルニアも併発し、脚にしびれが出る可能性あり
といった状態に陥る可能性もあります。
そうなる前に改善できるような身体作りを行っていきましょう。
そうならないためには
- もも裏の柔軟性アップ
- 体幹の筋力強化
- 大殿筋の機能性アップ
- 股関節屈曲角度アップ
などが出来るようにしていきます。
症例報告
患者様情報
50代後半
男性
自営業
腰痛
腰の全体的な痛みと右股関節付近に違和感が出現し、来院されました。
腰痛は数十年前からあり、慢性的に以前より痛みに悩んでいました。
整形外科や整骨院に痛い時に行き、改善したら行かなくなるを繰り返していました。
今回の症状は4日前に重いものを持ったことで症状が起こりました。
仕事で重いものを持つことが多く、その積み重ねで今回痛みがまた出てしまったかもと言われており、
症状は前屈みや座位、トイレでいきむ際に痛みがあり、真っすぐ立っていると少しだけ痛みましになる。
また普段から仕事中は腰痛が出ないようにコルセットを予防目的で装着。
初診時
腰の痛みが強く、立ち上がりなどで前屈みになるのはしんどいとのこと。
腰やお尻周りの筋肉は筋緊張が強く、防御反応が顕著。
また立ち上がりや寝返りなどで骨盤や腰を動かすと痛みが発生。
施術として、下肢のストレッチやお尻周りの筋緊張を緩めるように痛みのない範囲で施術。
またこの時点で骨盤矯正は刺激過多になり、痛み増強する可能性あったので次回実施予定。
2診目
前回より痛み自体は減弱しているが、動作時痛はあり。
前回同様の整体に股関節の可動域訓練をプラスして骨格矯正を行う。
骨格は右骨盤前傾、仙骨下部右変位、となっていました。
その歪みを取るように施術。
股関節の可動域を獲得し、骨盤の動きを出していき、腰椎にかかる負担を軽減。
3診目
動作時痛も減ってきており、前屈みになると腰から殿筋部〜もも裏にかけてつっぱり感あり。
矯正や整体などで骨盤の前傾を取っていき、腰を反らしにくくして、椎間板の負担を軽減。
セルフケアとして、もも裏のストレッチなどを指導。
4診目
痛みが全体的に少なくなってきたので、体幹を鍛え、腰椎の安定感を出せるようにインナーマッスルの筋力訓練を実施。今後は整体、矯正、インナーマッスルトレーニングを中心的に実施。
体幹を安定させることにより、骨盤も歪みにくくなり、腰椎の負担も軽減できるようになり、腰痛の程度や頻度を考えられます。
まとめ
今回の症状として、
前屈動作や座位での痛みが診られ、骨盤も前傾していることから椎間板性腰痛を疑い、そのために下肢、特にもも裏のストレッチをしていき、痛みを取ったうえで骨盤の歪みの調整、さらに安定感を出せるようにインナーマッスルトレーニングを実施。
症状の強さによって実施するメニューを増やしていき、身体に変化を加えていきました。一度にすべてをスタートするパターンもございますが、今回のように痛みが強い際には刺激過多にならないように注意しながら行いました。
症状によって施術メニューを変えたり、その方のお身体にとって何が必要か見極めながら、カウンセリングや検査を行い、施術していきます。
整体が初めてで何をしたらいいか、わからない方は一度当院にご相談ください。
