「朝の一歩目で付け根がズキッ」
「買い物帰りは股関節が重だるい」
40〜50代の女性から、股関節が痛い、とくに“歩くと痛い”というご相談が増えています。
結論からいえば、歩行時痛は**配列(骨盤)・可動(股関節)・使い方(歩き方)**の
どこかが崩れた結果、同じ一点に負担が集中して起こることがほとんどです。
ここでは日常で実践できる「3つのステップ」で
痛みを和らげる道筋をわかりやすく整理します。
股関節の変形が不安な方も、まずは今日からの小さな改善を始めましょう。
STEP1:配列—骨盤を“立てる”が最優先
股関節は、骨盤の受け皿(臼蓋)に大腿骨頭がはまる球関節になります。
骨盤が前後・左右・回旋のいずれかで傾くと
荷重が一点に偏って股関節が歩くと痛い状態になります。
最初に整えるべきは「骨盤が立つ座り方」です。
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坐骨で座る:椅子に浅く腰掛け、坐骨で体重を受ける。
背もたれに頼りすぎず、みぞおちを軽く上へ引く。 -
立位の基本:かかと—母趾球—小趾球の“三点支持”を意識し、骨盤は正面へ。
反り腰・猫背を避け、腰で反らずお腹を軽く引き込みます。
座りも立ちも“骨盤が立つ”と
歩き出しの一歩で股関節に集まる衝撃が分散します。
以降のステップが効きやすくなります。
STEP2:可動—固まったところを最小刺激でほどく
配列(骨盤)が整い始めたら、次は股関節の動きを改善していきます。
無理なストレッチは逆効果になりやすいので
痛み0〜10の「2」を超えない強度でお願いします。
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腸腰筋リリース:片膝立ちで骨盤を正面、体を2〜3cmだけ前へ。
鼠径部の奥が心地よく伸びる範囲で20秒×3回。 -
中殿筋ストレッチ:椅子で足首を反対膝に乗せ、背すじを保ったまま股関節から前傾。
お尻外側が伸びたら20秒×3回。 -
内転筋ストレッチ:足裏同士を合わせて座り、骨盤を立てて膝を自然に開く。
太もも内側を20秒×3回。
“伸ばす”より“ほどく”意識がコツ。
夜間痛や鋭い痛み日は中止し、評価を優先してください。
STEP3:使い方—歩行を“静かに小さく”リセット
痛みの再発を防ぐ決め手は使い方の再学習になります。
歩幅をあえて小さく、足音をできるだけ静かにが合言葉です。
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5分だけ静かな歩行:母趾球で押し、踵で受ける。
骨盤は正面、上体は上下動を少なく。 -
階段の上がり方:膝だけで上がらず、股関節から脚を引き上げる意識。
手すりは軽くサポート。 -
荷物の持ち方:片側持ちをやめ、両手分散かリュックへ。
この“静かなフォーム”を5分だけでも積み重ねると
股関節の一点集中が減り、歩行時痛がやわらぎやすくなります。
ここまでで改善が乏しいときの見極め
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3週間以上、歩行で必ず痛い
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起床時の刺す痛みや夜間痛が続く
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クリック音・引っかかり感が増えている
こうしたサインは自己流ケアが長引きやすい段階。配列→可動→使い方の順で専門評価を受け、最短ルートで整えるのが安全です。
今津ぴっと骨盤整体院のアプローチ
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評価:姿勢・歩行を撮影し、骨盤傾きと内外旋の左右差を数値化します。
痛みを生む“原因動作”を可視化します。 -
介入:バキバキしないトムソンベッドによる骨盤矯正で骨盤を整えます。
股関節モビリゼーションと筋膜ケアで屈曲・外転・伸展の動きを回復させます。 -
定着:座り方・階段・持ち方など
あなたの生活動線に合わせて“痛みを生むクセ”を置き換えます。
目安は週1回×8〜12回で基礎を整え、その後は間隔を空けて再発予防していきます。
画像で“変形傾向”を指摘された方でも
荷重分散と動作最適化で生活の快適度は大きく変わります。
西宮で股関節が歩くと痛いと感じたら
3つのステップでやさしくリセットしていきましょう。
私たちが根本から改善出来るようにサポート致します!