「最近、歩きはじめに股関節が詰まる」
「階段で付け根がズキッ」
こうした違和感は、変形性股関節症の“入口”であることも・・・
とくに40〜50代の女性は、更年期前後の体調変化や運動量の低下が重なり
関節の潤滑が落ちやすくなります。
だからこそ、股関節が変形を心配する前に
早期対策で“負担のかかる使い方”をやめることが何より重要です。
変形を早める3つの背景
-
骨盤の配列崩れ
骨盤が前後・左右・回旋のいずれかで傾くと、臼蓋に荷重が一点集中します。
歩くたびに同じ場所を擦るため、股関節が歩くと痛いへ直結します。 -
中殿筋・腸腰筋の機能低下
座り時間の長さと運動不足で“支える筋”が弱り、股関節の安定を失います。 -
日常動作のクセ
片側ばかりで荷物を持つ、反り腰で立つ、ねじるように床から立ち上がる等などの
小さな習慣が摩耗を進めます。
変形を防ぐ“初期サイン”チェック
-
片脚立ち30秒で鼠径部が詰まる
-
椅子から立つ一歩目が刺さるように痛む
-
仰向けで膝を抱えた時に反対脚の前ももが突っ張る
2つ以上当てはまれば、骨盤と股関節の協調性が崩れている合図になります。
ご自身で強いストレッチを行ってしまうと効果が
逆効果になることがあるため注意が必要です。
今日からのミニ対策
-
坐骨で座る(2分×こまめに):骨盤を立て、坐骨で体重を受ける。
股関節の“折りたたみ”がしやすくなります。 -
ヒップヒンジ練習(10回×2セット):壁にお尻を軽くタッチする意識で
腰ではなく股関節から曲げる感覚でお願します。 -
静かな5分ウォーク:歩幅は小さく、母趾球で押し踵で受ける。骨盤は正面に。
痛み指標0〜10の「2」を超えない強度で。
夜間痛・休んでも引かない痛みは中止して評価へ。
整体だからできる“順番のリセット”
変形を防ぐ鍵は、配列→可動→使い方の順番です。
-
配列:トムソンベッドによる骨盤矯正で、バキバキせずに荷重ラインを中央にします。
-
可動:股関節包・筋膜の強張りを解し、屈曲・外転・伸展をしやすくします。
-
使い方:立ち上がり・階段・荷物の持ち方を個別指導致します。
痛みを生む“原因動作”を置き換えます。
この順番を守ることで、同じ場所の摩耗が止まり、日常負担が軽減します。
来院の目安と進め方
-
2週間以上、歩行で必ず痛む
-
階段や起床時の刺す痛みがある
-
クリック音や引っかかり感が増えている
上記は自己流ケアが長引きやすいサインです。
目安として週1回×8〜12回で身体の状態を整え
その後は間隔を空けて定着させていきます。
病院等でエックス画像などで“変形傾向”を指摘された方でも
股関節にかかる荷重を分散させる事と動作を正しく行えるようにするだけで
生活の質は上がります。
今津ぴっと骨盤整体院の強み
-
姿勢・歩行分析で原因動作を可視化
-
トムソンベッドによる骨盤矯正で姿勢を安全に調整
-
股関節モビリゼーション+筋膜ケアで関節可動と強張りを回復
-
日常動作コーチングで再発を生むクセを根本から修正
「年齢だから」と結論づける前に
あなたの身体で起きている“具体的な原因”を一緒に特定しましょう。
放置は“摩耗の継続”に繋がります。
小さな違和感のうちに、姿勢から整える一歩をお願いします。