「慢性腰痛で何年も悩んでいる」
「仕事終わりはいつも腰がだるい」
「整体の後は良いのになかなか改善しない腰痛が戻ってくる」
40〜50代の大人女性に共通する原因の多くは、日々の歩き方と座り方に潜んでいます。
痛む“箇所”を揉むだけでは再発します。
土台(骨盤)と体幹(腹圧)を保てる使い方に置き換えることで
「ずっと気になる腰痛」
「長年腰が痛い」を生活レベルで変えていきましょう。
1|前提:反り腰×腹圧低下が“戻り”を作る
太もも前(大腿四頭筋)や腸腰筋が硬くなると骨盤が前に傾き
腰椎カーブが深まります(反り腰)。
さらに胸を張りすぎる癖や浅い呼吸で腹圧が入らないと
腰で反って支える代償が増えて悪化します。
夜に抜けず、朝起きてから腰がだるいにつながります。
歩き方・座り方を骨盤ニュートラル前提へ置き換えることが、戻らない第一歩です。
2|座り方:30分×無限リセットで“腰だけ反る”を卒業
【基本セット】
-
深く座る:坐骨で座面を捉え、骨盤を立てる。腰クッションは可。
-
胸を張りすぎない:みぞおちをわずかに下げ、下腹を薄く(腹圧オン)。
-
足は組まない:両足フラット、膝とつま先は正面。
【環境の整え】
-
画面上端=目線、肘角度90°前後、膝は股関節よりやや低め。
-
30分ごとに立ち上がり、胸郭を伸ばして3呼吸。これが“戻さない”リセット。
【NG動作】
-
背もたれにだらっと寄りかかり腰だけ反る。
-
片足重心・足組み・つま先外向き。骨盤前傾と捻れのスイッチです。
3|歩き方:反りに頼らず“押して進む”
歩行で腰が辛い人の多くは、上体を反らせて前へ倒す“引っ張り歩き”になっています。
今日から“押して進む”に変更します。
【3ポイント】
-
肋骨をわずかに下げる:胸を張り過ぎない。下腹を薄くして腹圧で支える。
-
つま先は正面(フットアングル5〜10°):外向きは股関節外旋を強め、前もも優位に。
-
後ろ脚で床を押す:お尻(殿筋)と太もも後ろでヒップエクステンション。
腰で反らず、骨盤をニュートラルで保つ。
【ミニドリル(各30秒)】
-
壁スティック歩行:壁に背を向け、後頭部・背中・骨盤をつけ、肋骨を下げて足踏み。
腰が反らない軸を確認。 -
つま先正面ライン:床にテープを貼り、その上だけを踏む。外向き歩行の矯正に有効。
4|歩く・座るの前に“前面を解放”——20秒で切り替え
使い方を変える前に、前もも・腸腰筋の硬さを20秒でほどきます(左右各2〜3回)。
-
片膝立ち前ももストレッチ:恥骨を軽く引き上げ、吐く呼吸。腰を反らせない。
-
腸腰筋ストレッチ:骨盤は正面、体幹を前へスライド。みぞおちをやや下げる。
→ これで骨盤ニュートラルが取りやすくなり
座り方・歩き方の置き換えがスムーズに。
5|夜の安定化:ヒップリフト×寝具の見直し
-
ヒップリフト:仰向け膝立て。上げる直前に息を吐き
下腹を薄く→骨盤を軽く丸める→お尻を3秒キープで10回×2セット。
殿筋と体幹の協調を学習。 -
寝具:枕はやや低め、マットは腰だけ沈まない適度な反発。
横向きは膝の間に小枕で骨盤の捻れと腰椎過伸展を抑制。
→ 就寝中の“反り”を防ぎ、翌朝の重だるさを軽減。
6|毎朝60秒の“起動シーケンス”
-
骨盤ニュートラル呼吸(30秒):仰向け膝立て、長く吐く。
下腹をそっと引き込み、骨盤中間位へ。 -
膝ワイパー(30秒):膝を閉じたまま左右に小さく倒す。
腰背部をやさしく解放。
→ ここから座り方→歩き方に接続すると“朝の一歩”が軽くなります。
7|セルフチェック(毎日30秒)
-
壁立ちテスト:かかと・お尻・肩甲骨・後頭部を壁へ。
腰の隙間=手のひら1枚が目安。こぶしが入る→反り腰傾向。 -
歩行の音:足音がドスドス響く→上体で引っ張っているサイン。
“後ろ脚で押す”へ修正。
8|それでも続くなら“土台から”
2〜3週間、上記を継続しても変化が薄い/朝の重だるさが30分以上続くなど
「施術後は良いが数日で戻る」を繰り返す場合は
これは土台(骨盤)×出力(腹圧・殿筋)×習慣(歩く・座る・寝る)の要因になります。
自己流では届かない深部の土台と出力がボトルネックです。
西宮の今津ぴっと骨盤整体院では、
-
姿勢分析で可視化(骨盤傾き・可動域・筋バランス)
-
トムソンベッド骨盤矯正(やさしい力で土台をリセット)
-
筋肉・筋膜調整+EMS(深層筋を目覚めさせ、保持力を強化)
-
歩く・座る・寝るの3動作を個別指導
一連でサポートし、戻らない歩き方・座り方を定着させます。








