結論から
外反母趾の痛みがなかなか改善しない背景には
足の指だけでなく「歩き方・体重のかかり方・姿勢」 が深く関係しています。
足全体の使い方を見直すことで、痛みが和らぐケースは少なくありません。
外反母趾とはどんな症状か
外反母趾は
親指が外側に曲がり、付け根に負担が集中することで
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親指の付け根が痛む
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靴を履くと当たってつらい
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歩くとズキズキする
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足裏に違和感がある
といった症状が出やすくなります。
見た目の変化だけでなく
歩行や姿勢にも影響する症状 のため
西宮周辺でも整体やセルフケアを探す方が増えています。
外反母趾の痛みが続きやすい3つの原因
① 足の指がうまく使えていない
外反母趾の多くは
親指が曲がった「結果」よりも
足の指で踏ん張れない使い方 が続いていることが原因です。
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指が地面に触れていない
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親指で蹴り出せない
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足裏の外側ばかり使う
この状態が続くと、付け根に負担が集中します。
② 歩き方のクセで体重が偏っている
歩くときに
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足先が外を向く
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すり足になる
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歩幅が小さい
といったクセがあると
足の親指に正しく体重が乗らず、痛みが出やすくなります。
整体院の視点では
足だけでなく股関節や姿勢の影響 が関わっているケースも多く見られます。
③ 姿勢の崩れが足元に影響している
反り腰や猫背などで姿勢が崩れると
体重のかかり方が前後左右に偏ります。
その結果
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親指の付け根に負担が集中
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足裏のバランスが崩れる
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痛みが慢性化しやすくなる
という流れが起こります。
自分でできる簡単チェック
次の項目に当てはまる数が多いほど
外反母趾が進みやすい状態です。
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歩くとき、足音がペタペタ鳴る
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靴底の外側だけがすり減る
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親指で床を押す感覚が弱い
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片脚立ちが不安定
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足が疲れやすい
2つ以上当てはまる場合、足の使い方を見直すことが大切です。
日常でできる痛みを和らげる工夫
靴の選び方
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つま先に余裕があるもの
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足幅を締め付けすぎない
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かかとが安定するもの
立ち方
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両足に均等に体重をかける
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親指・小指・かかとの3点を意識
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片脚立ちを避ける
自宅でできるやさしいセルフケア
足指ほぐし(1日1〜2回)
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椅子に座り、足を組む
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手で足指を1本ずつやさしく動かす
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痛みのない範囲で10〜15秒
タオルギャザー
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床にタオルを敷く
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足指でたぐり寄せる
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片足10回程度
※ つりそうな場合は中止してください。
受診を検討したほうがよい目安
セルフケアを続けても、次のような場合は専門的な評価が必要です。
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歩くと強い痛みが出る
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靴が履けないほど痛む
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炎症や腫れが続く
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日常生活に支障が出ている
医療機関や整体院など、状態に合った相談先を選ぶことが安心です。
まとめ
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外反母趾の痛みは足指だけの問題ではない
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歩き方・姿勢・体重のかけ方が重要
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セルフケアは「やさしく・継続」が基本
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改善しない場合は専門的な評価を受ける








