「数カ月どころか何年も腰が痛い」
「朝起きてから腰がだるいのが当たり前になっている」
西宮の40〜50代女性からよく届くご相談になります。
日中は何とか動けるのに、寝起きだけはつらい…
この“朝だるさ”は、寝具(枕・マット)×睡眠姿勢×骨盤前傾(反り腰)が
重なって起こることが少なくありません。
揉むと一時的に軽くなるのに戻るのは、
夜の環境で腰椎が過度に反ったまま休めていないからです。
ここでは、寝具の見直し+骨盤の整え方を、忙しい方でも続けやすいよう手順でまとめます。
1|まず把握:朝だるさをつくる3つの要因
- 
骨盤前傾(反り腰) 
 前もも(大腿四頭筋)や腸腰筋が硬く、骨盤が前に傾くと腰椎カーブが深くなります。
 夜間もその反りが抜けず、起床時にこわばりと重さが残ります。
- 
寝具ミスマッチ 
 高すぎる枕、腰だけ沈む柔らかいマットは腰椎の過伸展を悪化させます。
 体圧が一点に集まり、朝の張りや痛みにつながります。
- 
呼吸の浅さ(腹圧不足) 
 胸を張りすぎる姿勢習慣で肋骨が開き
 腹圧が抜けたまま眠ると体幹が十分に休めません。
 翌朝のスタートで腰に負担が集中します。
2|寝具チェックの基準(家で3分)
- 
枕:仰向けで後頭部・背中・骨盤が緩やかな一直線。 
 顎が上がる/喉が詰まる高さはNGになります。
 横向きでは、鼻先が床と平行になる高さが目安にしましょう。
- 
マット:肩・骨盤・踵に体圧が分散され、腰だけが沈まない適度な反発が望ましいです。 
 座って沈み込みが大きい“ふかふか系”は見直し候補になります。
- 
横向き用の小枕:膝の間にタオルや薄いクッションを挟み 
 骨盤のねじれと腰椎の過伸展を防ぐ。
3|寝起き1分ルーティン(腰を反らせない準備)
- 
骨盤ニュートラル呼吸(30秒) 
 仰向けで膝を立て、息を長く吐く。
 下腹をそっと引き込み、みぞおちを少し下げる意識で骨盤を中間位へ意識しましょう。
- 
膝ワイパー(30秒) 
 膝を閉じたまま左右に小さく倒し、腰背部の筋膜をやさしく解すイメージで行います。
 最初の一歩が軽くなります。
この1分を毎朝続けて行うだけでも
「動き出しの痛み」が和らいだという声を多く頂いております。
4|日中の“戻さない”習慣(各20秒〜)
- 
前ももストレッチ:片膝立ちで後脚の前面を20秒×左右2〜3回。 
 恥骨を軽く引き上げ、腰を反らせない。
- 
腸腰筋ストレッチ:骨盤を正面に保ち、体幹を前へスライドさせます。 
 みぞおちを下げて腰椎の過伸展を防ぎます。
- 
ヒップリフト:就寝前に10回×2セット。 
 上げる直前に息を吐き、下腹を薄く保って
 殿筋と体幹を同時に意識しましょう。
- 
座り方の置き換え:椅子には深く座り、骨盤を立てる。 
 30分ごとに立ち上がり胸郭を伸ばして3回深呼吸を行います。
これらは慢性腰痛の“戻り”を抑えるためのセルフケアになります。
寝具が合っても、日中の前傾を誘発する動作(足組み・片足重心・つま先外向き歩行)が
続けば朝だるさは繰り返します。
5|それでも続くなら“土台から”
数週間〜数年レベルで朝だるさが続いてる、セルフケアを続けても変化が薄い…
この場合は、歪み(骨盤)×使い方(体幹)×習慣の複合要因が根本的にあるかもしれません。
今津ぴっと骨盤整体院では
- 
姿勢分析で可視化:骨盤の傾き・関節可動域・筋バランスを数値化 
- 
トムソンベッドによる骨盤矯正:やさしい刺激で土台をリセット(痛みが苦手な方も安心) 
- 
筋肉・筋膜調整+EMS:深層筋を目覚めさせ、良い配列を“保持”できる身体へ 
- 
歩く・座る・寝るの三動作を個別指導:翌朝に戻るを習慣を改善させます。 
 「起床直後の重だるさが半分以下に」
 「枕とマットの選び方が分かってから朝が楽」
 といった40〜50代女性の声を多く頂いております。
6|まとめ
- 
朝だるさは、寝具×睡眠姿勢×骨盤前傾の組み合わせで起こりやすい。 
- 
寝具は“腰だけが沈まない・枕はやや低め”が基本。横向きは膝間小枕。 
- 
朝1分のルーティン+日中の“戻さない”習慣で、朝起きてから腰がだるいの習慣を改善。 
- 
変化が乏しければ、専門院で骨盤という土台から根本改善を。 









