西宮の今津ぴっと骨盤整体院です。
本日はFAIについて、お話していきます。
FAIは大腿骨寛骨臼インピンジメント(Femoroacetabular impingement)
という、股関節疾患の略語になっています。
意味はインピンジメントは「衝突」という意味で
骨同士がぶつかることによって痛みが出てしまう状態です。
つまり、
FAIは大腿骨(太ももの骨)と寛骨臼(骨盤)がぶつかってしまい痛みが出てしまう疾患です。
FAIとは?
寛骨臼や大腿骨頭に骨棘などの軽い骨形態異常がある状態で
股関節を深く曲げる動作を過度に繰り返していることによって発症します。
寛骨臼と大腿骨がインピンジメントすることによって
関節唇(骨盤の寛骨臼の縁にある繊維軟骨組織で股関節の安定化・衝撃の吸収の役割がある)
の損傷や骨や軟骨の変形を起こすようになります。
その結果、股関節に痛みが出ます。
関節軟骨まで損傷が進行すると、変形性股関節症の一因となります。
FAIの発症原因
3つのタイプに分類されます。
ピンサータイプ・・・30〜40代女性に多く、
骨盤側の寛骨臼の覆っている部分が大きすぎて、
インピンジメントしてしまう
カムタイプ・・・20〜30代男性に多く、
大腿骨頭頚部(太ももの骨の骨頭から細くなる部分)が出っぱってしまって、
インピンジメントしてしまう
ミックスタイプ・・・寛骨臼と大腿骨どちらにも変形が起こっている状態
どのパターンでも
股関節唇が損傷してしまうと、
靴下を履く姿勢、かがむ、あぐらをかく、椅子から立ち上がるなど
股関節を深く曲げる動作で股関節に痛みや引っ掛かりを感じるようになります。
また若年者では「スポーツ障害」の一つとして、
サッカーやハードル競技などを行っていると起こりやすい疾患です。
当院の治療法として
股関節周囲の筋肉を緩めていき、股関節の負担を軽減していきます。
スポーツをされている方はフォームチェックなどで股関節に負担がかかっていないか診ていき、
必要ならばフォーム調整などの指導も行います。
さらに、股関節がインピンジメントしないように骨盤や股関節の骨格矯正を行ったり、
腸腰筋などのインナーマッスルを特殊な機械を用いて電気刺激を加えて、
トレーニングをしていきます。
立ち上がり、しゃがむ などの日常生活動作で痛みがある方
スポーツなどをされてて、股関節に痛みや違和感がある方は
当院に一度お電話やLINE、メールしてください。