西宮市で根本改善なら「今津ぴっと骨盤整体院」

腰痛というと、背骨や筋肉が原因かなと思う方、多いと思います。
もちろんそれらも重要な組織で、腰痛の主な発生部位です。

ただ、最近では筋膜が痛みの原因かもと考えられることも増えてきました。
今回は腰痛と関わりが深いと言われる胸腰筋膜について、お伝えします。

胸腰筋膜とは?

人間の体内には筋膜と呼ばれる膜があり、筋肉周り、内臓周りなど身体全体を覆っています。
筋肉を一続きの薄い膜で張り、身体を支える一つの要素として大切な筋膜23172218
その中で胸部や腰部にある筋膜を胸腰筋膜と呼んでいます。

胸腰筋膜は背中が丸くなってしまわないように体幹部を支えており、
体幹部でも胸部が肋骨で支えられているのに対して、
腰から腹部にかけては肋骨のような骨性基盤がなく、筋肉が腰部と腹部を支えていて
それを固に補強しているのが胸腰筋膜で
腰部では三層構造になっており、

  • 一番深いところの前葉
  • 腹筋群を包む中葉
  • 大殿筋と広背筋をつなぐ後葉に分けられます。

中葉と後葉の間には多裂筋や脊柱起立筋などのいわゆる背筋があり、
三層それぞれが包む筋肉を骨や靭帯につなぐ役割を果たしています。

筋膜には感覚受容体があり、筋緊張や交感神経、血管収縮、拡張などに関わっています。
そして筋膜自身にも収縮力があるのが特徴です。

腰痛と胸腰筋膜

筋膜はコラーゲンでできており、約85%が水分です。
水分が不足したり、長時間の同姿勢、過剰な筋トレなどで筋肉を使いすぎると、
筋膜の過緊張や線維化してしまい、筋筋膜性の痛みにつながると考えられています。
筋膜の動きが悪くなれば、包まれた筋の動きも悪くなります。

筋肉の収縮によって、筋膜は引っ張られ、また収縮します。
左右非対称な運動や姿勢は胸腰筋膜を偏って伸張し、過緊張を招く可能性が高いでしょう。
胸腰筋膜は特に上肢や下肢の影響を受けやすい組織です。

胸腰筋膜は腹筋群や背筋群を固定する大切な役目を担っているので、978472
胸腰筋膜が適切な状態で体幹を安定させる上で重要です。
特に腰椎と骨盤部分のコルセット作用が重要で、
体幹のインナーマッスルの腹横筋と多裂筋が収縮することで胸腰筋膜も緊張し、
コルセット作用が得られます。

このコルセット作用が機能しなくなると、アウターマッスルが代わりに働き、
腰や骨盤を安定させようと胸腰筋膜が過緊張したり、関節や筋肉への負担を増やしてしまいます。

腰痛だけでなく、コルセット作用の機能不全から
裏腿の大腿二頭筋が使いすぎによるオーバーユース症候群となり、
痛みが出てしまうこともあります。

まとめ

筋筋膜性の痛みはレントゲンやMRIなどで原因がはっきりわかるものではなく、
対処法もはっきりせずに「原因不明の痛み」として悩まれる方も多いです。

胸腰筋膜に関わる痛みでは、20231020_105633_0000
先程お伝えした非対称な運動・姿勢どこかをかばったような動きで現れやすく
過剰に働いている筋肉を緩めていき、
偏った筋肉の使い方をしなくてもいい動き方や姿勢を
整体や矯正、インナーマッスルトレーニングを組み合わせながら、治療していきます。

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