「数カ月どころか何年も腰が痛い」
「起きた瞬間から腰がだるい」
西宮市の40〜50代女性から頻繁に届くお悩みです。
日中は何とか動けても、朝だけはつらい…
その背景には多くの場合、骨盤前傾(反り腰)×睡眠姿勢×腹圧(体幹)
の三点が低下している事が関係しているかもしれません。
他のマッサージ院直後は軽くても“翌朝に戻る”のは
土台=骨盤の歪みと呼吸・体幹の使い方が整わないままだからかもしれません。
1|朝だるさの正体:夜間に抜けない“前面の張り”
デスクワークや家事で前もも(大腿四頭筋)と腸腰筋が硬くなり
骨盤が前に倒れると腰椎のカーブが深くなります。
柔らかすぎるマットや高すぎる枕は腰椎の過伸展を助長し
寝ている間も腰部の負担が抜けません。
さらに胸式優位の浅い呼吸は腹圧を保てず、体幹が“夜も休めない”状態になっています。
結果、起床時にこわばり+重だるさが出ます。
2|起床1分の「寝起きルーティン」
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骨盤ニュートラル呼吸(30秒)
仰向けで膝を立て、息を長く吐く。
下腹をそっと引き込み、骨盤を中間位へ。
腰で反らず、みぞおちを軽く下げる意識。 -
ワイパー運動(30秒)
膝を閉じたまま左右に小さく倒す。
腰部の筋膜を穏やかに解放し、最初の一歩を軽くします。
+α:横向きで寝る人は膝の間に小枕。
骨盤のねじれと腰椎過伸展を抑制。
3|午前の“巡りアップ”ケア(各20秒×左右2〜3回)
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前ももストレッチ:片膝立ちで後脚の前面を伸ばし、恥骨を軽く引き上げて息を吐く。
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股関節前面(腸腰筋)ストレッチ:骨盤は正面、腰を反らせずに前方へ体重移動。
これで骨盤前傾の引き金をオフにし
午前中の張りと重さを軽減します。
4|日中は「戻さない」座り方と動き方
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椅子には深く座り、骨盤を立て、背もたれに頼って腰だけ反らない。
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30分ごとに立ち上がり、胸郭を伸ばして3回深呼吸しましょう。
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立位は両足荷重・つま先正面を意識しましょう。片足重心・足組みは歪みに繋がります。
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歩行は“肋骨をやや下げ、下腹を薄く”。腹圧で支え、腰で反らない。
5|夜の「安定化」自宅ケア(10分以内)
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ヒップリフト:仰向け膝立て、上げる前に息を吐いて下腹を薄く
→お尻をゆっくり持ち上げ3秒キープ×10回×2セット。
殿筋と体幹が安定し、骨盤をニュートラルで保持しやすくなります。 -
長風呂は控えめに:過度な温めで反りが強まる人は、就寝直前の熱すぎる入浴を避ける。
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寝具チェック:枕はやや低め。
マットは腰だけ沈む柔らかすぎを避け、体圧分散できるものへ。
6|セルフケアで限界を感じたら“土台から改善”
数週間続く朝のだるさ、数ヶ月〜数年の慢性化、セルフケアを継続しても変化が薄い…
こうした場合は歪み(骨盤)×使い方(体幹)×習慣を同時に見直す必要があるかもしれません。
今津ぴっと骨盤整体院では、
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姿勢分析で可視化(骨盤の傾き・関節可動域・筋バランス)
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トムソンベッド骨盤矯正(やさしい刺激で土台をリセット)
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筋肉・筋膜調整+EMS(深層筋を目覚めさせ、良姿勢の保持力を強化)
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歩く・座る・寝るの3動作まで指導
「翌朝に戻る」を断ち切るプログラムを段階的に実施します。
実際に「起床直後の重だるさが半分以下」
「通勤前の準備がラクに」といった声が多く頂いてます。
7|まとめ:朝から軽い一日へ
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原因:骨盤前傾+睡眠姿勢+腹圧低下
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ケア:①朝1分の寝起きルーティン → ②午前の大腿前面ストレッチ
→ ③日中の戻さない姿勢 → ④夜の安定化 -
必要時:専門家=骨盤から改善し、翌朝の戻りを止める。
「長年腰が痛い」「朝の腰がだるい」を、今日で終わらせましょう。








