歩いたり、立ち上がったりなど、日常動作で最も負荷がかかる関節をご存じでしょうか?
それは【股関節】です。
股関節は身体と脚を結ぶ位置にあり、
動作の「かなめ」であり、上体をまっすぐ立てるための「支点」です。
負荷がかかりすぎる人の特徴もお伝えしていきます。
負荷がかかりすぎると
体幹と脚を結ぶ位置にある股関節は、
立ったり歩いたりと動作の「かなめ」になり、上体をまっすぐ立てるための「支点」です。
ただ股関節に痛みや不具合が生じてしまうと、この「かなめ」や「支点」が機能しなくなり、
身体のバランスがゆがんできます。
痛みを避けようとするために意識的にゆがむこともありますし、
先天的に問題があり、無意識のうちにゆがんでしまう事もあります。
それに対して、自分たちの身体を腰や膝などの関節で、そのゆがみを吸収しようとして、
その結果、腰や膝に強い負荷がかかるようになり、
股関節痛だけでなく、腰痛や膝痛も出てしまいます。
しかも使い方次第では、
股関節自体に痛みがなくても、股関節が原因で腰や膝の関節に痛みが現れる場合があります。
股関節に負荷がかかりやすい人は?
股関節に負荷がかかりやすい人は自身でそのリスクをしっかりと把握し、
日々の生活で発生する負荷から股関節を守っていきましょう。
それにより股関節の状態が悪化するのを防いだり、進行を遅らせることができます。
では、どういう方にリスクが多いのでしょうか?
体重が重い人
まずはやはり体重が重い人ほど股関節にかかる負荷が大きくなります。
これを防ぐには理想的な体重を把握し、体重をコントロールすることが大切です。
理想体重を把握するためには、BMI(体重/身長✕身長)が22のときに生活習慣病になりにくいと言われています。股関節の健康にとっても一緒です。
痩せすぎの方
逆に痩せすぎの方は股関節に負荷があまりかかりませんが、筋肉や骨密度の維持などに支障が出る可能性があるので注意が必要です。
重いものを持ったり、運んだりする方(運送業など)
しゃがんで、重いものを持ち上げたりする際に股関節に大きな負荷がかかり、運送業の方などそれが日常的に行っている場合も股関節にとってリスクとなります。
先天的に臼蓋形成に異常がある方
乳幼児期に、臼蓋形成不全や股関節脱臼などを診断されたことがある方は股関節の痛みが出る可能性が高いです。
さらに幼少期などに気づかずに40代くらいで股関節に違和感や痛みなどが出て、気づくパターンもあります。
当院では
整体で股関節周囲だけでなく、全身の筋肉を調整します。
筋肉が調整することで全身を使いやすい状態にしていきます。
そして痛みをかばうようにゆがんだ骨盤を骨格矯正を専用ベッドで行います。
その後は症状に応じて、体幹トレーニングを組み合わせて、股関節周囲の筋肉を鍛えていき、股関節自体の負担を軽減することにより、負担を抑えていきます。
そして、歩き方や座り方などを中心に指導していき、日常からリスクを下げれるようにします。
股関節に負担がかかっていると思われる方は一度当院にご相談ください。