西宮市の腰痛に強い今津ぴっと骨盤整体院です。
大腿筋膜張筋という筋肉を聞いたことありますか?
骨盤から大腿骨の外側にかけて位置し、主に股関節の屈曲や外転、内旋に関係しています。
歩行やランニング、姿勢の維持にも重要な役割を果たしており、
この筋肉が過緊張したり、オーバーユースしてしまうと腰に負担をかける可能性があります。
大腿筋膜張筋が腰痛を引き起こす原因
筋肉の過緊張
大腿筋膜張筋が緊張すると、骨盤が前傾しやすくなり、反り腰になってしまい、腰に負担がかかります。
長時間の座位や立位でこの筋肉が緊張すると、腰痛を引き起こしやすくなります。
特に座り姿勢は大腿筋膜張筋が縮こまる状態になります。
長時間縮こまった状態でいると筋肉が硬くなってしまいます。
姿勢のアンバランス
大腿筋膜張筋の筋緊張が強くなってしまうと、骨盤や腰椎に大きな負担をかけてしまい、
例えば、骨盤は前傾が強く、腰椎は前弯が強くなってしまい、
反り腰の状態を引き起こしてしまい、腰痛に発展してしまいます。
今回はこの大腿筋膜張筋が原因で腰痛を引き起こした可能性がある症例をお伝えします。
症例報告
患者様情報
性別:男性
年齢:40代前半
仕事:デスクワーク
主訴:長時間のデスクワーク後の腰痛
社会人になった頃より、気がつけば腰痛がたまにあるな。という感じでしたが、
仕事で長時間の座位が続くと立ち上がる際と数分痛みが続く状態が気になり、
その頻度が増えていた。そのため去年、別の整体院で施術を受け、痛みの頻度が減っていました。
整体院にてふくらはぎのストレッチや身体を丸めるようなストレッチをするように
指導されて実施していましたが、最近また痛みを感じる頻度が増えてきたので、
今回受診されました。
初診
動作時痛:イスからの立ち上がり、起床時の起き上がり
立位での姿勢分析をした際に、お腹が前に突き出ており、腰椎の前弯・骨盤の前傾が認められた。
その状態をお伝えした際、前の整体院でも同じことを言われており、
日常生活のクセがセルフケアのみでは耐えきれなくなり、
腰痛の頻度が増えてしまったことが考えられる。
そのため、腰椎、骨盤の歪みの調整を行い、
立ち上がり時に負担がかかる殿筋群の筋緊張を取っていくように整体を実施。
2診目
前回時より痛みの軽減しているが、まだ立ち上がり、起き上がりが気になるとのことでした。
前回同様に殿筋群の筋緊張緩和と骨盤を中心に歪みの矯正を行う。
3診目
立ち上がり時に痛みは出にくくなったが、
相変わらず起き上がり時に痛みか違和感を感じて、スッキリしない。
アプローチ方法を殿筋群を調整しつつ、股関節前面に対してもアプローチを行うと、
大腿筋膜張筋と腸脛靭帯の緊張が強く、緩めるのと同時にセルフケアを出来るように
簡易的なマッサージを指導。
4診目
普段のセルフケアに追加して、大腿筋膜張筋のセルフケアを行っていると、
起床時の痛み、違和感が以前より減ってきていると感じておられました。
そのため骨盤周り、さらに股関節の動きを良くするように施術を行っていく。
5診目
ほぼ痛みを感じなくなってきたので、通院間隔を空けていき、セルフケアで身体を調節し、骨格矯正を定期的に行っていき、この状態を維持できるようにしていく。
まとめ
今回は立ち上がり時の痛みで当初は殿筋群を中心に施術を開始しましたが、
一定ラインまでは状態上がりましたが、最後に違和感が残っていたので、
別の場所に原因があると考えて、再度原因となる筋肉を検査して、
大腿筋膜張筋に絞り、アプローチをかけると、状態が上がっていきました。
当院ではお身体の状態を姿勢分析や検査を行い、把握していき、原因を特定していきます。
ただ途中でも状態把握を定期的に行い、原因となる筋肉が別にないか。などを確認して、
施術を行っていきます。
また腰痛で長年悩んでいるが、改善しない方はぜひ一度当院にご相談ください。