歩くと股関節から音が鳴る
股関節の動きが悪い
股関節が外れるような感覚がある
そのような症状がある場合や
骨盤や股関節付近からポキっと音が聞こえたら、
弾発股(だんぱつこ)の可能性があります。
弾発股は、治療せずにそのままにしておくと、
次第に痛みを感じることもあるため注意が必要です。
弾発股の種類
弾発股は主に2種類あり、引っかかりが起きている場所が違います。
外側型
大腿骨の外側上方に「大転子」という骨に
「腸脛靭帯」という骨盤から脛骨にかけての
靭帯が引っかかることで起こります。
一般的には外側型が多く、
特に自分で音が聞こえるパターンは外側型と考えてもいいです。
初期は痛みがなく、音が鳴るのみですが、
放置して、繰り返していると大腿筋膜張筋や大殿筋などの
股関節周囲の筋肉が硬くなってしまいます。
すると、大転子の部分での摩擦が強くなり、痛みが出てきます。
大転子の周りには「滑液包」というクッション材のようなものがあります。
液体が入った袋で、運動時に起きる衝撃を吸収してくれますが
摩擦が強くなると、炎症を起こしてしまい、
「滑液包炎」が併発してしまう可能性があり、
併発するとより痛みが出やすくなります。
内側型
腰椎から大腿骨までをつなぐ「腸腰筋」が
大腿骨や骨盤に引っかかっる弾発股を内側型と呼びます。
内側型はどこで音が鳴っているかわかりにくいのが特徴です。
さらに軟骨がすり減りや股関節の変形などで起こる場合もあります。
弾発股が起こる原因は何でしょうか?
骨盤や股関節から音がなる状態を弾発股と言い、
音がなるのは股関節周囲の筋肉や腱が引っかかってしまうからです。
引っかかりを放置しておくと
骨や腱同士がこすれ続けて、炎症を起こし痛みを感じてしまいます。
身体のバランスが崩れて、股関節が歪んでいる
骨盤や股関節は不良姿勢やクセなどで歪んでしまうことがあります。
歪んでしまうと、身体のバランスが崩れてしまい、
その状態で筋肉が固まると、靭帯や腱が引っかかりやすくなってしまいます。
このような場合は骨盤矯正を行う必要があります。
疲労
股関節付近には外側に大転子と呼ばれる部分があり、
その上に筋肉や腱が通っています。
大転子と筋肉・腱の間には動作をスムーズにするための滑液包というものがあり、
スポーツなどで筋肉を酷使してしまう(オーバーユース)と、
滑液包が炎症を起こしてしまうことがあります。
その炎症部位で筋肉や腱が引っかかることで、弾発股が生じます。
筋力の低下
年齢を重ねていったり、運動不足になってしまうと
股関節周辺の筋力が低下してきます。
筋力低下により、股関節のバランスが不安定になって、
やがて歪みが生じて弾発股になってしまうことがあります。
適度な運動を行い、筋力を維持させる必要があります。
股関節周囲の筋肉を緩めるように整体や
股関節の位置や骨盤の歪みを整えるために
矯正専用ベッドを用いた骨盤矯正を行います。
今は痛みがなくても、今後痛みが出る場合がありますので、
股関節がポキっと音がなる方はお早めにご相談ください。