こんにちは!
西宮の今津ぴっと骨盤整体院です。
今回は腰痛に悩みを持つ日本人は多く、実際に2人に1人が腰痛に悩んでいるというデータがあるのはご存知ですか?
腰痛の原因として多いのは、腰周りの筋肉の筋緊張や腰椎の椎間関節の炎症、腰椎椎間板ヘルニアなど様々あります。
また、原因が腰ではなく他の部位からの影響で腰痛が出てしまうケースもあります。
今回の患者様は膝の変形でもある、O脚により腰痛が出現してケースになります。
O脚とは、股関節は外旋位になり膝関節は内旋位になっている状態です。股関節が外旋してしまうと、骨盤が後ろに倒れてしまう”骨盤後傾”の状態になります。すると、股関節の前方を走る腸腰筋などのインナーマッスルの働きが弱くなったり、腰が身体のバランスを取ろうと反ってしまったりします。このような状態で腰に対して施術アプローチをかけていても効果としてはありますが、数日間だけ楽になったり、施術をした時だけになったりします。
結果、腰痛などの症状が戻ってまう事多いと思います。
- 施術を受けてもなかなか改善しない方
- 膝と腰に痛みがある方
参考になると思いますので、最後までご覧下さい。
患者様情報
性別:女性
年齢:60代後半
主訴:腰痛、膝の痛み・ダルさ
清掃の仕事をしており、仕事中の歩行や階段の昇り降りなどで膝には違和感があり、ここ最近では腰に痛みが出現すようになったの事。
仕事後、自転車などで膝を使うと違和感は悪化しないが、ずっと気になる感じは残存するとの事。
腰の痛みは仕事で出現してから酷くなる事はないが、お孫さんを抱っこする時やご両親の介護をする時に悪化はしないが、ご自身で痛めている事がわかっている事で不安な思いがあるとの事でした。
治療経過
初診
問診の際に膝の状態を確認しました。
半月板や側副靱帯や十字靱帯などの検査でも陰性でしたが、軽度の変形性膝関節気味になっている状態でした。ただし、可動域には問題はなく伸展・屈曲共に最大まで動いていました。
腰の可動域検査では回旋・側屈なども問題なく動いてました。
ただ、姿勢分析で骨格の状態を診るとお腹が前に出ており、骨盤後傾の状態になっていました。
筋肉も腸腰筋や臀筋群・大腿四頭筋・内転筋群に筋緊張が強くあり、体幹を支えるインナーマッスルが使えていない為、その結果、骨格の土台の骨盤に負担がかかり、その負担が庇えなくなり膝や腰に痛みが派生したと考えました。
まず筋緊張が強く出ている腸腰筋、臀筋群・大腿四頭筋・内転筋群の筋肉を調整し、骨格矯正で骨盤と仙骨・股関節を中心に矯正しました。
2診目
前回の施術時から、仕事中の歩行や階段の昇り降りなどに膝の違和感は軽減しているとの事でした。仕事後、自転車などで膝を使うと違和感は残存するとの事。
腰の痛みも軽減しているが膝ほどではないが悪化もしていないとの事でした。また、お孫さんを抱っこする時やご両親の介護をする時の不安感はまだあるとの事でした。
引き続き、筋緊張の調整と骨盤の歪みやズレを整えていき、身体を支えるのに必要な体幹のインナーマッスルの強さも検査を行っていく事を伝えました。
3診目
前回、インナーマッスルの強さの検査も行いましたが、弱っているのか、または使いにくい状態になっているのか数値は低かったです。
それ以外の膝の違和感や腰の痛みは軽減していました。
今後は体幹のインナーマッスルも鍛えつつ、筋緊張を調整し、骨盤の歪みやズレを整えていく事でより身体の状態の違和感や痛み、不安感も解消していく事を伝えました。
4診目
違和感や痛みが減少し気になる事も減ってきたとの事でした。
今後、施術ペースを空けても再発や悪化しない為にも、自宅でも出来るストレッチを指導しました。
5診目
施術ペースも空けていけるようになって、再発も悪化もなく良い状態で生活できるようになってるとの事でした。
まとめ
今回、当院で行っている整体や骨格矯正、インナーマッスルのトレーニングで改善した症例をお伝えさせていただきました。
人により痛みの出方は様々ですが、しっかりと骨盤矯正やインナーマッスルにアプローチをかける事で改善する事がほとんどです。
放置してると、慢性的な腰痛になってしまったりさらに悪化してしまう事もあります。
西宮の今津ぴっと骨盤整体院で痛みの部位だけをみるのではなく、お身体全体を診ていき、本当の原因を特定していき、改善を目指します。
気になる方は一度当院にご相談下さい。