結論から
自律神経失調症が長引く背景には
生活リズムの乱れだけでなく、姿勢・呼吸・身体の緊張状態
が深く関係しています。
日常の過ごし方を少し整えるだけでも、症状がやわらぐことは少なくありません。
自律神経失調症とはどんな症状か
自律神経失調症は、検査では大きな異常が見つからないにもかかわらず
-
朝から身体が重い
-
疲れが取れない
-
動悸や息苦しさが出る
-
めまい・ふらつきがある
-
頭がぼんやりする
といった 不調が複数重なる状態 を指します。
西宮周辺でも
「病院では様子見と言われたがつらい」
「薬以外の対処法を知りたい」
整体やセルフケア情報を探す方が増えています。
自律神経失調症が改善しにくい3つの原因
① 呼吸が浅く、身体が常に緊張している
自律神経は呼吸と密接に関係しています。
-
無意識に息を止めている
-
緊張すると肩が上がる
こうした状態が続くと
交感神経が優位になり、身体が休まらなくなります。
いわゆる、常に力が入っている状態となります。
② 姿勢の崩れで神経が刺激され続けている
猫背や前かがみ姿勢が続くと
-
首まわりが緊張
-
背中が丸まり呼吸が浅くなる
-
自律神経のバランスが乱れやすくなる
整体院の視点では
姿勢の崩れが不調の土台になっているケース はとても多く見られます。
③ 休んでいるつもりでも回復できていない
「横になっている」「寝ている」だけでは
神経が十分に切り替わらないことがあります。
-
スマホを見ながら休む
-
寝る直前まで考え事をする
-
休日も予定を詰めすぎる
これらが重なると、回復力が落ちやすくなります。
自分でできる簡単チェック
次の項目に当てはまるものが多いほど
自律神経が乱れやすい状態です。
-
朝起きた瞬間から疲れている
-
肩や首に力が入りやすい
-
呼吸が浅いと感じる
-
寝てもスッキリしない
-
天気や気圧で体調が左右される
2つ以上当てはまる場合、日常の整え方が重要です。
日常でできる症状緩和のポイント
朝の過ごし方
-
起きたらカーテンを開けて光を浴びる
-
深呼吸を3回行う
-
すぐにスマホを見ない
日中
-
長時間同じ姿勢を避ける
-
肩の力を抜く意識を持つ
夜
-
寝る1時間前は考え事を減らす
-
湯船に浸かる
-
今日できたことを1つ思い出す
自宅でできるやさしいセルフケア
呼吸を整えるケア(1日2〜3回)
-
椅子に座り、背中を軽く伸ばす
-
鼻から4秒吸う
-
口から6秒ゆっくり吐く
吐く時間を長めにするのがポイントです。
首・肩の緊張をゆるめる
-
肩をすくめてストンと落とす
-
首をゆっくり左右に倒す
-
痛みが出ない範囲で行う
緊張が抜けることで、神経も落ち着きやすくなります。
受診を検討したほうがよい目安
セルフケアを続けても、以下の場合は専門的な評価が必要です。
-
日常生活に支障が出ている
-
動悸や息切れが強い
-
めまいで外出が不安
-
気分の落ち込みが続く
医療機関や整体院など、状態に合った相談先を選ぶことが安心です。
まとめ
-
自律神経失調症は生活と身体の状態が深く関係する
-
呼吸・姿勢・休み方を整えることが大切
-
セルフケアは短時間でも継続が重要
-
改善しない場合は専門的な評価を受ける








