私たちの身体は常に重力の影響を受けています。
そしてさまざまな姿勢を保つためには、
重力に逆らって身体を支える筋肉が必要になっていきます。
立ち上がったり、荷物を持ち上げたり、
椅子に座ることまで筋肉の支えなしでは維持することができません。
しかし同じ姿勢を続けていると、筋肉が働き続けて、
緊張したままになるため、疲れが溜まってしまったり、血行不良によって
老廃物や疲労物質が流れにくくなることで腰痛が出やすくなります。
同じ姿勢が続かないように
こまめに体勢を変えたり、ストレッチをして、身体をほぐしましょう。
長時間で痛くなる理由
筋肉の緊張について
長時間同姿勢でいることによる筋肉の緊張と血行不良が痛みの原因になります。
全身の筋肉はゴムのように伸び縮みし関節を動かしています。
また筋肉が伸び縮みすると血行が良くなる効果もあります。
しかし、長時間同じ姿勢でいると、筋肉が伸び縮みせずに硬くなってしまいます。
筋肉が硬くなると筋肉の近くを通る血管が圧迫されてしまい、
徐々に血行が悪くなります。
すると、動き始めなどに硬くなった筋肉が急に伸ばされてしまい、
痛みを感じることがあります。
不良姿勢について
背骨はS字カーブを描いています。
どんな姿勢においてもこのS字カーブが重要で、
このカーブがあるために重力をうまく分散させることが出来、
負担が一部に集中しないようになっております。
姿勢が悪くなると、反り腰や猫背と呼ばれる不良姿勢では
重力の分散がうまく出来ずに、一部の関節に負担がかかり、痛みを引き起こします。
長時間の同じ姿勢の直後に
重たい物を持つ場合は腰痛になる可能性が高いです。
そうならないように、長時間の同じ姿勢が続いた場合は、
すぐに負担のかかる作業は控えて、
2分ほどリラックスして、真っ直ぐ立ちましょう。
2分間は長く感じるかもしれませんが、
真っ直ぐ立つことで腰への負担が50%軽減されるそうです。
「2分間も立てないよ」という方は腰が反らないように背伸びをしてください。
これも腰の負担を減らすことが出来ます。
出来ない方は
2分間立つことが難しかったり、
腰を反らさずに背伸びが難しい方は
もしかしたら骨盤の歪みがひどいかもしれません。
骨盤の歪みがひどいと、かばいあってしまい、
症状が悪化する可能性が高いです。
そうならないために、どう歪んでいるのか?
どこが原因で歪みが起きているのか?
鑑別していき、矯正や整体などで改善していきます。
お困りの方は姿勢矯正専門の当院に一度ご相談ください。