今回は親指の使いすぎと巻き肩についてのお話です。
皆さんは普段、よく親指を使っていると思いますか?
重いものを持ったり、パソコンをしたり、
スマホを操作したり、、、。
自分たちが思っているよりも多く、親指を使っています。
親指の使いすぎ、実は、、、
実はこの親指の使いすぎというのが、
巻き肩と非常に関係があるのです。
筋肉同士、筋膜という薄い膜でつながっています。
親指の筋肉は前腕の筋肉から
上腕二頭筋や小胸筋という筋肉につながっていきます。
なので、親指を使いすぎると
上腕二頭筋や小胸筋まで緊張してしまうのです。
上腕二頭筋や小胸筋が緊張してしまうとどうなってしまうのか?
この2つの筋肉の付着部分は同じで、
「烏口突起」という肩甲骨のでっぱりです。
上腕二頭筋や小胸筋が緊張してしまうと、
この烏口突起を引っ張ってしまいます。
烏口突起が引っ張られるということは、
肩甲骨自体も前に引っ張られることになります。
肩甲骨が前に引っ張られると、
肩関節自体も前に引っ張られていくので、
それによって巻き肩になってしまいます。
専門的にお伝えしましたが、
簡単に言うと
①親指を使う
②前腕が内にねじれる
③上腕が内にねじれる
④巻き肩になる
という構図になります!
さらに先をお伝えすると
⑤肩甲骨の動きが悪くなる
⑥肩周りの筋肉が硬くなり、肩こりが出てしまう
まで繋がります。
親指の使いすぎだけでここまでの事態を招いてしまいます。
セルフケア
親指の使いすぎによる巻き肩改善のアプローチ方法は
いっぱいあります。
自分でもできるマッサージをお伝えします。
①指の付け根をほぐす
親指と人差指の付け根をもみほぐす
左右30秒
②肘を曲げてできたシワのあたりをもみほぐす
左右30秒
あと意識してほしいことは
普段の生活の中で
親指を使いすぎてしまうと、手の甲が上を向いてしまい、
肩周りの筋肉に力が入りすぎてしまいます。
そのため小指を意識して使うことが大切です。
小指に力を入れたり、小指を意識して手や腕を動かすことで
小指からつながる二の腕や肩甲骨の筋肉を刺激することが重要になります。
小指はスポーツをする際のラケットを握るとき、握りこぶしを作るときなど
パワーグリップする際にとても重要な役割をします。
小指を伸ばしたまま、握りこぶしを作ったら、わかりやすいと思います。
全然力が入りにくいので、、、
当院では、親指を使いすぎた場合に対しても
上記のように烏口突起の部分から筋膜を緩めていき、
巻き肩を改善していきます。
親指を使いすぎていると感じた方は
一度ご相談ください。